2017年3月26日。総勢74名が集まり、「U-come2017」が開催されました。
テーマは「教育」。
>> 第1部 OPENING
まだ少し緊張感のある会場。a.m.11:00を少し回り、オープニング映像がスクリーンに流れました。「U-come2017」スタートです。
私たちの身の回りにある数えきれないほどの社会問題。

目を背けることもできるけれど向き合うことだってできる。
たしかに一人ひとりは微力かもしれないけれど、私たち若者の無関心が関心に変われば、少しずつ、でも確実に、平和に近づく。

そんな思いから始まったU-comeの2017のテーマは「教育」でした。あらゆる社会問題の解決には教育がひとつのカギになっているのでは?スタッフが辿り着いたテーマです。

プログラムは第2部へと移行します。
>> 第2部 Communication&Meeting
参加者は3つのブースに分かれて【難民】【いじめ】【国内産業】のトピックについて話し合いました。
教育と難民、教育といじめ、教育と国内産業… とても難しい問題に全員で向き合いました。
〈難民〉
『難民を知る』
難民のロールプレイなどを通し、日本に難民が来ていること、難民が直面する問題などを知り、私たちそれぞれができることについて考えました。
難民ブース担当者 祝迫優衣より
難民ブース担当者 祝迫優衣より難民のことを企画でやると決めてから、自分の知っていることすらぐちゃぐちゃで整理がついてなかったところからのスタートで、いろんな方に相談に乗っていただきました。ありがとうございました。
そして参加してくださった皆様、本当にありがとうございました!
当日は盛り上がり、私自身楽しみながら、真剣に全力でやることができました。拙い説明でしたが、参加者の方々の驚きの声や難民を身近に感じたという感想、難民支援に興味を持っていただけたり…それぞれが難民に対して感じるものができたのだと実感できて本当に嬉しかったです。
当日感じたことや思ったことを大切に胸にしまって、また機会があった時に思い返してさらに考えを深めてもらえたらなと思います。
今後この経験を自分の団体でも活かしていきたいです。
〈いじめ〉
アニメのキャラの関係性をきっかけにいじめっ子、いじめられっ子両方の視点からこの問題を考えました。そして実際のいじめの事例をもとにケースワークを行い、自分たちにできることは何か議論しました。
いじめブース担当者 清水大輔より
この度はU-comeにご参加頂き誠にありがとうございました。皆様一人ひとり何かしらの学びや、関心のきっかけが得られたのかなと思っています。
また自分事になってしまうのですが、僕にとっても本当に良い学びの機会となりました。というのも僕は元々いじめ問題を取り上げるつもりは全くありませんでした。しかし他のメンバーと一緒に自分の今までの人生を振り返ったおかげで、いじめ問題や学校内での人間関係トラブルといったものに興味があるのだと発見することができたのです。それからいじめ問題について自分の記憶をもとに考えてみると想像以上に複雑で深刻なのだと気づかされました。またいじめのブースに来てくださった方はご存じだとは思うのですが、僕はいじめられた経験もあると同時に、いじめた経験もあります。その自分が犯してしまった過ちというものにちゃんと向き合うきっかけにもなりました。それ以外にもU-comeの企画を考える中で色々な学びやきっかけがありました。本当にU-comeに携われて良かったと思っています。
さらにU-come当日にも様々な学びがありました。はじめはトピックがトピックなだけに、議論が進まないのではないかと不安だったのですが、予想以上に皆様が自分の考えを持って発言している姿を見て驚きましたし、本当にやって良かったと思いました。このU-comeを通じて皆様にもう一度いじめというものに関心を与えられたのかなと思っています。
総括すると、このいじめという問題を皆様と一緒に話し合い、考えることができ、本当に為になりましたし、皆さんも同じであるなら幸いだなと思っています。改めまして本当にありがとうございました。
〈国内産業〉
農業などの第1次産業や工業などの第2次産業に従事する人が少ないという日本の現状を知り、向き合いました。
国内産業ブース担当者 石川航より
この度はU-comeにご参加いただきありがとうございました。
初めての企画担当ということもあり、不十分な点もあったかと思いますが積極的に参加していただけてほっとしています。すぐには解決できないことだからこそ「社会問題」と言われているわけで残念ながら、この1日だけで何か大きく変化があるとは思っていません。
しかし、こういった場所で無関心を関心に変えることで、小さな変化が少しずつ繋がっていき大きな変化になると信じています。
学生の方が多い中で、国内産業、仕事の内容に触れることは挑戦でもありました。しかし、想定していた意見や流れよりも、もっと多くの角度から多様な意見が飛び交って、驚きました。仕事をしている、していないに関わらず実際にこういった話ができる事自体が新たな発見であり、自分自身、先入観を持っていたんだとはっとしました。
また今後も一緒に社会問題について考える場が持てたらうれしいです。本当にありがとうございました。
>>共有TIME
ブースで個人が学んだことや考えたことをいくつかのグループにわかれ、思い思いに話し合いました。
>第3部 ENDING
「How do you build your peace?」
第2部で多くのことを学び・考えてきました。
エンディングでは、参加者とスタッフ一人ひとりがこれから自分にできることは何かを考え、画用紙に書いて大きな折り鶴の周りに置き、互いに見合いました。
そして実行委員がこっそり作ったムービーを見て、代表の清水麻生より参加者のみなさんへ。
最後は大きな折り鶴を囲み全員で記念写真をパチリ。

すっかり顔なじみとなった仲間たちとの別れを惜しみながら

18:00に解散しました。
一人ひとりが社会問題に向き合い、できることから行動していくこと…
それがゆくゆくは平和につながると私たち実行委員は信じています。

U-comeがその きっかけ となれば、とてもうれしく思います。

>>参加者より
(井上真宏)
今回U-comeに参加して、いじめ、難民などの問題について話し合いました。普段ニュースを聞いても自己完結してしまいがちでしたが、この場で様々な方と意見を交換することで自分とは違う視点の考えを知る良い機会となりました。
(戸田隆太)
きっかけはなんとなくで特別内容に興味があって参加したわけではないが、今までよく考えたことなかったなかったことなど、今日本や世界で起こっている現実を見つめるとてもいい機会になった。
これからそれに対して大きな行動はできないが自分にもできることがないか、自分の日常の何気ないことで頭をよぎることが増えた。